通関士の試験(不公平でも立ち向かえるか)
ぺん子「自分のスキルアップのために国家資格の通関士でも目指してみようかしら。」
ぺんぺけ「それとったらおいしい食べ物がいっぱい食べられるぺけか?」
ぺん子「それ関係の仕事についたら手当も出るし、お金増えておいしいものいっぱい食べられるかもよ!」
ぺんぺけ「さっそくとってみるぺけ〜(* ̄0 ̄)/ 」
ぺん子「簡単に言うけど、合格率一けたの難関資格なのよ…」
さて今回は通関士の試験についての考察です。
サイトタイトルとはあまり関係ありませんが、
通関士は年に一度の試験で、しかも国家資格ですので、
受験で辛い思いをされている人は1万人はいると思い、
書かせて頂きます。
次の試験にチャレンジされる方は、
当記事で少しでも心が落ち着いて頂ければと思います。
今回の試験は鬼のような問題はなかったかわりに、
通関業法以外は結構難しく作られていたのでは
ないかと思います。特に関税法は今までと比べて
大分難易度が上げられていたのではと思います。
通関士の試験に合格しようと思えば、
毎日2時間くらいの勉強を半年続けるのが
一つの目標になってきます。
しかし、試験と言うのは悲しいかな勉強すれば
受かると思われている所があります。
勉強さえすれば東京大学に受かるのでしょうか
簡単に言う人はやって見せてほしいところではありますね。
しかも通関士試験の歯がゆさはその試験内容にもあります。
試験概要は3教科、各60%が例年の基本となる合格水準で
マークシート方式。
これだけ聞くと勉強すればなんとか受かりそうな気もしますが
大きな落とし穴がいくつもあります。
通関士の試験は合格率は現在10%弱で推移していますが、
実際のところこの数字はまやかしで、
真に3教科受けて合格している人など5%も満たしていません。
通関士の合格率の高さは試験免除者に付随しています
通関業務に5年以上従事した者は1科目免除。
15年以上従事した者は2科目免除。
そして、1科目免除者の合格率が20%前後占めており、
2科目免除者の合格率は75%前後占めています。
よって3教科まともに受けた人の合格率は
5%以下となっているのが現状です
正直なところ免除されない1科目以外の試験など、
3ヶ月大体やれば60%は余裕で超えます。
まともに勉強した人は80%〜90%くらいの正答率はあると思います。
免除されない3教科目だけが異常に難しく設定されているのです。
異常と言うか、受からせないようにしている魂胆が見え見えで、
正直通関従事者以外は通関士はいらないという国の
考えが見てきます。
さらにこの試験のマークシートの難しさを説明します。
マークシートと言っても1択じゃありません。
3教科目に焦点をしぼりますと、
全30問中計算問題が10問です
計算問題なので、マークシートは全く関係ありません。
出てきた答えの数字を塗りつぶすだけになります。
また桁は多くつくってあり、頭は0を塗ることになります。
たとえば答えが45200で、解答が8ケタある場合
「00045200」と解答しなければなりません。
記述式よりややこしいです。
もちろん頭の0がなければ不正解となります。
そして、30問中5問は、「5択の中らから正しいものを1つ選べ。
ただし、正しいものが1つもない場合は0を選びなさい。」
こんな感じになっています。そして、この0の解答が結構多いのです。
5択の場合間違っているの1つ選べば済みますが、
このような形式の場合全て文章があっているかどうか
確実に見分けなければ正解に達しません。
何度もいいますが0は多いです。立て続けに続くこともあります。
しかもその違いが「許可」ではなく「承認」であるとか、
重箱の隅をつつくような問題になっていたりします。
そして、30問中5問は正しいものを全て選べとなっています。
5個の文章に対して正しいものが1番と3番と4番の場合。
1,3,4とマークシートで塗りつぶして初めて1点もらえます。
もちろん何個正しい文章があるかは分かりません。
過去の統計からは2〜4個の範囲となっています。
それでも、1つでも分からない文章があれば、
あと4つ分かっても終了ということになります
マークシートの恩恵は全く受けられません。
さらにその選択問題のなかに何千ページもあるなかから、
分類を覚えなければならないという極悪な問題も出てきます。
はっきり言ってあり得ない難易度ですが、1点の重みが大きいので
捨てる訳にも行きません。まさにここまで極悪にするのかと言う感じです。
もちろん試験免除者は覚える必要もありません
そして残りの10問は15個の中から税番を選ぶ問題なのですが、
正直ここはマークシートの必要はなく、
かえって記述のほうが答えやすかったりします。
残り2教科は大分試験時間が余りますのに、
こと免除科目の3教科目の「実務」だけ
おかしいくらい時間が短く、難問となっています。
試験免除者以外を受からす気などさらさらないのでしょう。
国としては通関士は実績ある人だけ受からせたい。
ここまで不公平な試験もそうそうないのではないでしょうか
最初から受験資格に5年以上の実務経験者のみとした方が
気持がいい試験になることと思います。
通関実務経験者でも時間内に解けるとは到底思えない、
免除科目の「実務」の問題。
にもかかわらず試験の免除者も免除なしも合格は「一緒くた」では
まともに3教科受けた人は全く浮かばれない狂った試験と言えるでしょう。
3教科まともに受験された皆さま。試験免除だと超簡単な試験で、
すごく悔しい思いをしておられるかと思いますが、国の方針は
経験者以外は受からせたくない。
そういう卑怯な試験と割り切った上で今後この試験を
挑んで頂ければと思います。
給料アップのため、貿易関係で唯一存在する国家資格の為
一部の人はこの資格を目指すしかないところもあると思いますが、
卑怯な試験でも私のように、その苦労を誰よりもわかる
仲間がいる事を知って頂ければと思っています。
受けたことがない人には全く理解されないむなしいそして、
悲しい試験。
がんばっても問題が卑怯すぎて何時間勉強しても
浮かばれない悲しい試験。
その理解者は必ずいることを知って頂ければと思っています。
それでも屈せずに試験を目指されるかた。
どうかどうか「合格証書」があなたの家に訪れますように!
スポンサーリンク
ぺんぺけ「ぺけ〜合格証書が届いたぺけ〜!これでおいしいものいっぱい食べられるぺけ〜」
ぺん子「なんで一生懸命やった私が落ちて、ほとんど何もしてないぺんぺけが合格しているのよ!不公平にもほどがあるわ〜(`×´) プンプン!!」
は王「この試験を一度で合格するとは、やはりぺんぺけは底知れぬ能力の持ち主。どんな不公平な状況でも打破する能力こそ、真に求められている人材かもしれないな。」
ぺんぺけ「それとったらおいしい食べ物がいっぱい食べられるぺけか?」
ぺん子「それ関係の仕事についたら手当も出るし、お金増えておいしいものいっぱい食べられるかもよ!」
ぺんぺけ「さっそくとってみるぺけ〜(* ̄0 ̄)/ 」
ぺん子「簡単に言うけど、合格率一けたの難関資格なのよ…」
通関士の試験の実態とは。。。
さて今回は通関士の試験についての考察です。
サイトタイトルとはあまり関係ありませんが、
通関士は年に一度の試験で、しかも国家資格ですので、
受験で辛い思いをされている人は1万人はいると思い、
書かせて頂きます。
次の試験にチャレンジされる方は、
当記事で少しでも心が落ち着いて頂ければと思います。
今回の試験は鬼のような問題はなかったかわりに、
通関業法以外は結構難しく作られていたのでは
ないかと思います。特に関税法は今までと比べて
大分難易度が上げられていたのではと思います。
通関士の試験に合格しようと思えば、
毎日2時間くらいの勉強を半年続けるのが
一つの目標になってきます。
しかし、試験と言うのは悲しいかな勉強すれば
受かると思われている所があります。
勉強さえすれば東京大学に受かるのでしょうか
簡単に言う人はやって見せてほしいところではありますね。
しかも通関士試験の歯がゆさはその試験内容にもあります。
試験概要は3教科、各60%が例年の基本となる合格水準で
マークシート方式。
これだけ聞くと勉強すればなんとか受かりそうな気もしますが
大きな落とし穴がいくつもあります。
通関士の試験は合格率は現在10%弱で推移していますが、
実際のところこの数字はまやかしで、
真に3教科受けて合格している人など5%も満たしていません。
通関士の合格率の高さは試験免除者に付随しています
通関業務に5年以上従事した者は1科目免除。
15年以上従事した者は2科目免除。
そして、1科目免除者の合格率が20%前後占めており、
2科目免除者の合格率は75%前後占めています。
よって3教科まともに受けた人の合格率は
5%以下となっているのが現状です
正直なところ免除されない1科目以外の試験など、
3ヶ月大体やれば60%は余裕で超えます。
まともに勉強した人は80%〜90%くらいの正答率はあると思います。
免除されない3教科目だけが異常に難しく設定されているのです。
異常と言うか、受からせないようにしている魂胆が見え見えで、
正直通関従事者以外は通関士はいらないという国の
考えが見てきます。
さらにこの試験のマークシートの難しさを説明します。
マークシートと言っても1択じゃありません。
3教科目に焦点をしぼりますと、
全30問中計算問題が10問です
計算問題なので、マークシートは全く関係ありません。
出てきた答えの数字を塗りつぶすだけになります。
また桁は多くつくってあり、頭は0を塗ることになります。
たとえば答えが45200で、解答が8ケタある場合
「00045200」と解答しなければなりません。
記述式よりややこしいです。
もちろん頭の0がなければ不正解となります。
そして、30問中5問は、「5択の中らから正しいものを1つ選べ。
ただし、正しいものが1つもない場合は0を選びなさい。」
こんな感じになっています。そして、この0の解答が結構多いのです。
5択の場合間違っているの1つ選べば済みますが、
このような形式の場合全て文章があっているかどうか
確実に見分けなければ正解に達しません。
何度もいいますが0は多いです。立て続けに続くこともあります。
しかもその違いが「許可」ではなく「承認」であるとか、
重箱の隅をつつくような問題になっていたりします。
そして、30問中5問は正しいものを全て選べとなっています。
5個の文章に対して正しいものが1番と3番と4番の場合。
1,3,4とマークシートで塗りつぶして初めて1点もらえます。
もちろん何個正しい文章があるかは分かりません。
過去の統計からは2〜4個の範囲となっています。
それでも、1つでも分からない文章があれば、
あと4つ分かっても終了ということになります
マークシートの恩恵は全く受けられません。
さらにその選択問題のなかに何千ページもあるなかから、
分類を覚えなければならないという極悪な問題も出てきます。
はっきり言ってあり得ない難易度ですが、1点の重みが大きいので
捨てる訳にも行きません。まさにここまで極悪にするのかと言う感じです。
もちろん試験免除者は覚える必要もありません
そして残りの10問は15個の中から税番を選ぶ問題なのですが、
正直ここはマークシートの必要はなく、
かえって記述のほうが答えやすかったりします。
残り2教科は大分試験時間が余りますのに、
こと免除科目の3教科目の「実務」だけ
おかしいくらい時間が短く、難問となっています。
試験免除者以外を受からす気などさらさらないのでしょう。
国としては通関士は実績ある人だけ受からせたい。
ここまで不公平な試験もそうそうないのではないでしょうか
最初から受験資格に5年以上の実務経験者のみとした方が
気持がいい試験になることと思います。
通関実務経験者でも時間内に解けるとは到底思えない、
免除科目の「実務」の問題。
にもかかわらず試験の免除者も免除なしも合格は「一緒くた」では
まともに3教科受けた人は全く浮かばれない狂った試験と言えるでしょう。
3教科まともに受験された皆さま。試験免除だと超簡単な試験で、
すごく悔しい思いをしておられるかと思いますが、国の方針は
経験者以外は受からせたくない。
そういう卑怯な試験と割り切った上で今後この試験を
挑んで頂ければと思います。
給料アップのため、貿易関係で唯一存在する国家資格の為
一部の人はこの資格を目指すしかないところもあると思いますが、
卑怯な試験でも私のように、その苦労を誰よりもわかる
仲間がいる事を知って頂ければと思っています。
受けたことがない人には全く理解されないむなしいそして、
悲しい試験。
がんばっても問題が卑怯すぎて何時間勉強しても
浮かばれない悲しい試験。
その理解者は必ずいることを知って頂ければと思っています。
それでも屈せずに試験を目指されるかた。
どうかどうか「合格証書」があなたの家に訪れますように!
スポンサーリンク
ぺんぺけ「ぺけ〜合格証書が届いたぺけ〜!これでおいしいものいっぱい食べられるぺけ〜」
ぺん子「なんで一生懸命やった私が落ちて、ほとんど何もしてないぺんぺけが合格しているのよ!不公平にもほどがあるわ〜(`×´) プンプン!!」
は王「この試験を一度で合格するとは、やはりぺんぺけは底知れぬ能力の持ち主。どんな不公平な状況でも打破する能力こそ、真に求められている人材かもしれないな。」